ブリッジプレート

職人としては適材適所で最高の材を使って物を作りたいと思うものだと思う。だが、現実はそうではない。
さて、ブリッジプレートの出番だ。多くの演奏家は楽器製作に幻想を抱きたいと思っているので楽器製作に真摯に向き合えば向き合うほど、本当のことが言えなくなる。
バックグラフトがトップの端材から取られるように、ブリッジプレートもトップ、バックの端材から取られる。
私の場合は使いきれないほどの材があるので選択肢は多い。
多いと、逆に迷う。音質、構造、摩耗、経年変化等を考慮しなければならない。HD-28ビンテージは表板の端材だ。解体してみたら、始めから問題ありだった。だからこそ自分のギターのものにはこだわるのかもしれない。
写真に写っているのは、黒柿、黒檀、ブラジリアンチューリップウッド、薩摩柘植。他にも候補は多い。

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